介護保険に負けた、「福祉」

福祉 には哲学が必要だ。

2020-01-01から1年間の記事一覧

人は人を助けると同時に、傷つけもする。

人は人を助けたいと思うのですよ。同時に、人を傷つけて保身をするんですよ。 人間の本性、というのは一貫性のない曖昧さの中にこそあって。動物(いわゆる動物)の一貫性と比べれば、ひどく右往左往するんです。それこそ、人間らしさであって慈しむ部分であ…

介護職の強み、とは。

僕が介護職員となって、早数十年という感じ。 その後の相談援助職という職種に10年を欠けるくらい。 まぁ、僕の中では介護職も相談援助職も同じようなものを目指す職種であると思っている。 その人の望む暮らしを目指して支援を行う。 という、文章にすると…

来年の手帳を準備した。

来年の手帳を準備した。 いつものように関係機関への連絡先を、手帳の最後の自由欄に貼り付けて、年齢早見表は通常の添付されている年齢早見表では年齢が高齢者に向いていないものだから、インターネットから拾ってきた100歳まで記載のあるものへ変更して。 …

鳥に憧れるくらいに、疲れたから、思ってみた。

日々、忙しい日常を過ごしている。 自分の時間がほとんどなくって、会社や誰かのための時間が多くなる。 仕事は自分が選んだものだし、大きな不満もないのだけれども、さすがにこの多忙さは辟易する。 空を見ると、自由そうに空を飛んでいる鳥たち。 空 と …

それでも、出会いたい。

いつもの通り、ニヒルに考えがちな自分であるのだけれど。 この仕事をしていて、常に心に留めている言葉である「俺達は人様の不幸を材料に仕事を得ている」という、いつかのご利用者からの言葉。 だからこそ、自分は正直に、誠実に、真摯に、その人達に向か…

動物である人間の、動物と人の違いとは。

自分の中の、賢明なるもうひとりの自分と対話をしていく。 もう一人の自分とは、何者であるのか。潜在意識の産物であるのか、本当の自分であるのか。 仮に、もう一人の自分こそが潜在意識と顕在意識を含めた統合された自分であるのならば、今のこの思考する…

介護とは何ですか?

対人援助職、という普通の仕事をしていて、 その中のいわゆる「介護」を生業としている人の中で、 介護とは何ですか? という問いに、正面から応えられる人は少ないように感じている。 一番あり得るかな、と思うのは、 介護を尋ねているのに「介助」の事を語…

その、人を見るということの難しさ。

自分というフィルターを通してしか、世界は感じられない。 そんな人間としての限界の中で、人材の育成なんていう途方も無い作業を仕事としての役割を持たされて、いる。 誰かが言っていたな。 「人を育てる、というと気がひける。お互いに成長する、とでも言…

自分の専門性は、社会へお返ししていこう。

日頃から思おうと努力していること。 もしかしたら、きっと何度も同じことを書いているし、言っていると思うのだけれども、 なにかの専門家、というのは、その自分の専門的な知識や技術を自分のものとはせずに、 それを身につけるために、 ① 誰かの世話にな…