介護保険に負けた、「福祉」

福祉 には哲学が必要だ。

老いを支援する、力。

日ごろ自分たちが「老い」という自然な現象に包まれたクライエントと対峙している。 老いは疾患ではなく治療の対象になり得るものではなく、不可逆的な進行性の状態である。 老いに伴って、誤解を恐れずに言えば、人は得るものよりも失っていくもののほうが…

親への愛情が形にならぬ時。

家で看取る事を第一の希望にされていた、娘様。しかし、ご本人の状態は入院先の病院で悪化し、娘様ご自身だけならともかく、他の家族の事を考えると、とても在宅に復帰でいるような状態ではない。.今まで頑張ってこられたご家族。言葉はきつくて、ぞんざいな…

小論文の書き方~個人的な作法~

小論文を書く時の、セオリーのようなものを、徒然と書いたりする。 全く個人的な見解だし、かつて学生の頃に何かの親書を一冊読んでそのまんまになっている知識の状態で書くわけだから、だらしない。 必要なもの。 ① テーマ(訴えたい内容、主張)。 ② その…

とある方への、メール。現実社会への確認事項。

●●●●様 はじめまして。かねてから疑問に思いつつ、あきらめるしかないのかなと思っていることを書かせていただきます。私は高齢者福祉に従事しております。高齢者福祉では、主に介護保険サービスや各自治体による多様なサービスで、高齢者を支えております。…

恋文~変身~

真夜中に、誰かに呼ばれたような気がして、目が覚めた。 カーテンをめくると外は真っ暗で、自分がひとりでいる事を思い出した。 いつからだろう。 起きて一番最初に、君を思い出す事が始まったのは。 僕の消えかけた人生に、君が希望を持っていいんだよ、と…

結婚と入れ歯。

結婚と入れ歯は、似ているな、と思う。 入れ歯は、どんなに優秀なDrでもそれぞれの歯茎に最初からピッタリ合うものを作れない。 入れ歯が合うには、歯茎の側が馴染んで形を合わせるしかない。 その間、歯茎が馴染むまでは痛みを伴う。 時には、出血する事も…

言語を超える。

とある人への、応えとして書き綴りたくて、書く。 (だから決して「答え」じゃなくて。) 言語とはコミュニケーションの為に誕生し、 現代の情報化社会では、言語(以下、言葉)を用いて誰かと交流する事が 非常に重要な要素になった。 僕も、会社での企画書…

あけましておめでとうございます。2017年。平成29年。

あけましておめでとうございます。 と言っても、この辺境のブログに誰が来るというものでもなく、 ただ自分に対してのけじめ、備忘録ですが。 今年も、生業を継続していくでしょうけれど。 スタンスは変わらずに、やっていく事でしょう。 さて、 人間を相手…

援助者の傲慢、越権。

世帯構成:本人70代女性と、娘30代の二人暮らし。父親は他界。娘は所謂不倫相手の子供であり、父親亡き後は本人が懸命に働き育て上げる。 主介護者である娘から毎日のように電話連絡あり。本人がヒステリー(医学的な意味で)の状態になり、攻撃的、暴言…

素敵な出会いの後の焦燥感。

水分も受け付けなくなった、倦怠感の中で、僕の顔を見て「あら、〇〇さん、覚えているわよ」と、ふたたび目を閉じて、また、まどろみの中に戻られた。 .僕は今、専門研修を受講していて、「リ・アセスメントシート」というものを書かされているのだけれど、…

維持期のリハビリテーション。

リハビリテーションの過程としては、 「急性期」「回復期」「維持期」とあるらしい。 この分野において、介護職がかかわる時期としては「維持期」に該当するリハビリテーションであろう。 残存機能(何だか時代遅れな表現の印象)を維持して行く事が目標であ…

自分と「他」の間に生じる、エネルギー。

ある程度の規則性までは追求できる、先人たちのように。その意味で科学的であろう。.「受けたモノに対する、反応」これ一つにおいても分析すると、「受けられるセンス」「受ける内容へのセンス」、「反応できるセンス」「反応する(しないという反応を含んだ…

介護保険の世代間格差。

年金問題では世代間格差が騒がれて、今受給している人は、もらえる程積み立てていないのに満額支給されているのはおかしい、 とおっしゃる人がいるけれど、 介護保険だって同じですよ。 今受給されている高齢者は確かに年金から介護保険を支払ってはいますけ…

施設介護についての意見-4

まぁ、前回書いた内容的な事は、全て三好春樹さんとか高口光子さんなどが、 既に主張している事なので、結構有名だったりする。 ユニットケアという幻想―介護の中身こそ問われている 作者: 高口光子 出版社/メーカー: 雲母書房 発売日: 2004/01 メディア: 単…

施設介護についての意見-3

ユニット型施設に勤める職員は、孤独だ。 ユニット型施設の成り立ちについては、以前書いたようだと俺は認識しているけれど、 あくまで、それは、そのシステム、ハードを真似たもの。 そこで働く職員のモチベーションまではコピーする事は出来ない。 ユニッ…

ユニット型施設の課題について-2

前回、番号を振ったのだけれども、それにはかかわらずに徒然と書いていく。 もともと、ユニット型施設とは「宅老所(=現小規模多機能)」をモデルに考案されたスタイルだ。 グループホームもそうであるけれども、 少人数を固定した人間関係に置き、一定の固…

ユニット型施設の現状。

以前勤めていたユニット型施設での話となるが、 認知症実践者研修の折にも訪問した施設でさえ、同じような課題を抱えていたので、 おおよそこのような課題はどこにも、、、 実践者研修の研修に指定される先駆的施設と言われる施設であっても、 抱えている課…

この2つはいい。

平成28年年度の介護福祉士試験から実務者研修終了が義務化されるが、結構な時間数で「450時間」程度を厚労省は見込んでいる。 1日8時間の研修を受けたとしても、56日間に及ぶ。 およそ現実的ではないと思うけれども、万が一、もしくは時間数の権限が図られた…

休日の過ごし方。

休みの日の過ごし方、が、俺は下手なんだな。 仕事に疲れた様子の三浦氏は、森に帰ると言っていた。 「森」とはどこの事を指しているのだろうか。 家族、であろうか、 本当の森林であろうか。 自然の中に自分を置く事も大事なのかもしれない。 でも、俺は相…